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葦とphilosophy(フィロソフィー)

フィラエ(Philae・エジプトのイシス神殿)、エフェソス(Ephesos/Ephesus・トルコのアルテミス神殿)、デルフィ(Delphi・ギリシャのアポロン神殿)のフィとかフェの音が気になっていて、

トルコのエフェソスの語源はKINGDOM OF ARZAWA(地母神の王国)という意味を持つ APASAS(アパサス)に由来し、伝説では、女性戦士として名高いアマゾネスにより建設されたと言われているそうです。

それに、ギリシャのアルテミス信仰が結びつき、紀元前625年にアルテミス神殿が完成したのだとか。

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ギリシャのデルフィは、古代、世界の中心(大地のへそ)とされ、太陽と予言の神であるアポロンを祀る神殿が建造されました。太陽の神アポロンは月の神アルテミスの双子の弟とされています。

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オンファロス(地球のヘソ)という、松ぼっくりのような形(松果体)の石があったらしい。

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エジプトのフィラエは、アスワンのイシス神殿で、ヌビア遺跡です。イシスは月の神、アルテミスと同じ地母神的立ち位置。

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フィとかフェとかには、地母神とか大地とかの意味があるのかな、と思いました。



同じような音が入ってる言葉を探してみました。

ファラオ(Pharaoh)も似てるかも。

ファラオは、古代エジプト語の「ペル・アア」が語源で、大きな家または太陽の意味から転じて王宮に住む者の意味になったんだとか。

旧約聖書ではパロ(par‘ōh)、ギリシャ語ではファラオ(pharaō)。

王は五つの称号(誕生名、即位名、黄金のホルス名、ネブティ名(二女神名)、ホルス名)をもっていた足しい。

古代エジプト語辞典

英語のphilosophy(フィロソフィー)という言葉も浮かびました。

哲学、愛智と訳されます。哲学というとギリシャとアポロン。

もともとギリシャ語から来ていて、philo(フィロ)は「愛」、sophy(ソフィー)は「智」を意味しているらしい。

…。地母神と何か通じるものがあります。



もう一つ、気になってたのが、葦という植物のこと。

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人間は考える葦である、とか、豊葦原の瑞穂の国とか、何で葦なの?葦原中国とは?

神話と葦(あし/よし)

上のブログを読むと、世界中の神話に葦の表現が多様されてるのがわかります。日本神話、エジプトや聖書。死と再生、生命の象徴なのだとか。

エジプトでは、葦は船やパピルスの原料だったり、ペンも葦で作ったらしい。

葦は文明の匂いがします。

豊葦原はエジプト的で、瑞穂の国は東アジアっぽい。

古代ヘブライ語で東方の日出る国のことを「ミズホラ」と言い、約束の地カナンのことを「アシハラ」と言うらしい。

古事記では、原初の神は、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神なのに対し、日本書紀では、国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊で、

日本書紀での国常立尊は「状(かたち)葦牙(あしかび)の如し」と、葦の芽、犬の牙のようにとんがっていると書かれているのだそう。

国常立を図案化するとピラミッドになるのだそうで、国狭槌(くにのさつち)はピラミッドの地下構造になるらしい。

国常立・国狭槌・豊斟渟の三神が記録したピラミッド構造

豊斟渟(とよくもの)はエジプトのクヌム神と名前と神格が同じなのだそうで、一般的にピラミッドを作ったと言われるクフ王の名はクヌム・クフで、我はクヌム神に守護されているという意味らしい。

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クヌム神は羊頭の神で、豊には羊の字が隠れているらしい。


クヌム神は古代エジプトの創造神の一人で、ナイル川を司り、起源はラーよりも古いとされる。
エレファンティネ(アスワン)の守護神で、結界を張り、南方から来る洪水の管理をし、結界を破ると増水が発生すると信じられていた。
奥さんは、人間を創造した神で多産を司るヘケトで、クヌム信仰では創造神はこの神だけで、粘土を捏ねて神々や人間など万物を作り上げた。

ヘケトは水の女神で、蛙か蛙の顔をした女性、多産と復活を司るとされ、水の神としてヌトと同一視された。
古代エジプトでは、蛙は胎児の形で、多産の象徴。オタマジャクシを描いた象形文字は十万(大きな数)を意味していた。
息子はヘカ。創造した人間に命を吹き込む役目を持ち、その後に、人間は母親の胎内に送り込まれる。
産婆はヘケトの召使いとされた。
他にも、イシスのオシリス復活の儀式に力を貸したり、イシスのホルス出産を助けたり、ホルスが毒蛇に咬まれた時、その治療を行ったとされている。
出産に関わる神:イシス、ネフティス、メスケネト、クヌム。
主にヘル・ウル、エスナ、ヘルモポリスで信仰された。

出た!ヘルモポリス。トート(ヘルメス)の街ですね。オグドアド

トートと猿田彦と少名彦が、何故か私の中でかぶってます。蛙というのは中国や扶余の神話ともつながります。



ピラミッド型というのは、出雲の龍蛇信仰と同じで、山があるから雲ができ、雨が降り、川が流れ、植物(葦)が育ち、文明が発達する…ということなのかなと思いました。

山というと、塞の神(クナト神・高・多賀)信仰とも関係あるのかも。






ホツマツタヱでは、国常立尊は、天之御中主神とトホカミエミタメの8人の子の総称で、この8人の子が世界中に散らばって世界を治めたのだそう。

国常立尊国狭槌尊豊斟渟尊と世代交代し、クニサツチの子供がトヨクンヌ、ハコクニウケモチ

トヨクンヌ:豊国主。豊斟渟尊。豊雲野神。子はウビチニ(泥土煮尊・モモヒナキ・百雛木)で、その妻はスヒヂ(沙土煮尊・モモヒナミ・百雛実)。地球における初めての男女で、結婚制度、雛祭の由来。交わりの後、モモヒナキは身体の熱さを冷ますため寒川で水を浴び、水祝の起源となる。

ハコクニ:葉木国。東北の地にミナカヌシを写し、橘(常世の木)を植えてヒタカミ国を建国。
ハコクニの子、キノトコタチ(東常立)が初代タカミムスビ。タカミムスビはヒタカミ国を結ぶ(統べる)の意。
5代タカミムスビが豊受大神。

ウケモチ:活茂。保食神・稲荷神・農水大臣。日・月(陽・陰)から日・夜潤種を授かる。

ホツマでは、高御産巣日神はヒタカミ国を統べる長のことで、神産巣日神は6代タカミムスビを引退したヤソキネのことらしい。

古事記より日本書紀の方が、ホツマツタヱに合わせてる感じする。

ホツマでは、ウビチニ・スヒヂが最初の夫婦だけど、記紀では泥土煮尊、沙土煮尊は兄弟で、最初の夫婦神はイザナギイザナミ

埿土煑尊と沙土煑尊がスフィンクスっぽいという話もあります。

神世七代の埿土煑尊(ういじに)と沙土煑尊(すいじに)からスフィンクスが出てきてコンニチハ。

古代ギリシア語でのスピンクスが、英語のスフィンクスになったとかで、アラビア語では、畏怖の父の意味のアブ・ル・ハウル、アブル・ホール、スフィンクスの音はシェセプ・アンクに由来する説もあるとか。

ファラオもピラミッド(Pyramid)もスフィンクス(Sphinx)もphの音が入ってる?

またファフィフゥフェフォに戻ってきた。

フェニックス(phoenix)の由来のフェニキア(Phoenicia)も。

フェニキアというのはギリシャ語で、フェニキア人は、聖書ではカナン人、アッカド人はキナッフ、本人たちはケナーニと名乗っていたらしい。

フェニキアは、フェニキア人のまとった真紅の外套の色を意味するフォイノス(phoinos)に由来とか。

フェニキアはヨーロッパ(イウロパ)の名前の由来で、古ヘブライ文字・アラム文字・ヘブライ文字・ギリシャ文字・アラビア文字、ということはアルファベッドもフェニキア人がルーツ。

紀元前15世紀頃から都市国家を形成し、紀元前12世紀頃から盛んな海上交易を行って北アフリカからイベリア半島まで進出、地中海全域を舞台に活躍。アッシリア、新バビロニア、ペルシア帝国に服属し、アレクサンドロス大王にティルスが征服(BC332)され消滅。

言語はベルベル語やアラビア語に飲み込まれ消滅。

phは太陽な感じ…?



「人は考える葦である」とは、フランスの哲学者、自然哲学者、数学者、パスカル(1623-1662)の言葉。

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デカルトに影響を受け、デカルトが自分の哲学を基礎づけするために神を必要としたのに対し、パスカルは魂の救済や神への信仰を基礎づけるものとして哲学が必要とし、実際の人生や人間のために哲学を必要としたらしい。

「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史も変わっていたであろう」という言葉も残していて、真意は理解されてる意味とはちょっと違うらしい。

「人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。(中略)宇宙が彼をおしつぶしても、人間はかれを殺すものより尊いだろう。なぜなら、彼は自分が死ぬことと、宇宙の自分に対する優勢とを知っているからである。宇宙は何も知らない。だから、われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある」
出典:パンセ(キリスト教弁証論の断章を集成したもの)

  • 人間は自然の中でももっとも弱いもの(葦にたとえている)
  • 人間は宇宙よりも尊い。なぜなら「考える」ことができるから

と、パスカルは逆説的な表現を得意としていたらしい。

パスカルとは?「人間は考える葦」の意味は?多分野で業績を残した?

哲学というと古代ギリシアのソクラテスやプラトンが有名で、昔読んだそれらの本が、あまりにも東洋思想的だったので驚いたのですが、

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ソクラテス

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プラトン

3分でわかる!プラトン『ソクラテスの弁明』
すぐわかる! プラトンのイデア論


ソクラテス(BC470頃 –BC399)は無知の知、プラトン(BC427-BC347)はイデア論が有名で、人間原理を唱えたイギリスの哲学者、ホワイトヘッド(1861-1947)は『西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である』と言ったらしい。

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新約聖書は、ギリシャのアポロニウスがインドから持ち帰った本のクリシュナ(クリストス)の言葉が元になっているらしく、発端はインド哲学だったのか!と、古代でも東西が影響しあってたという事実を知るのですが、

般若心経を読む限り、自分の思ってることが現実となって目の前に現れているだけで、すべては幻、とかバシャールみたいなことを言っていたりして、

philosophy(フィロソフィー)のphilo(フィロ)は「愛」。

結局、ファフィフゥフェフォは「具象化=神の愛=真理」みたいな意味だったりするのかも。

我思うゆえに我あり…というデカルトの言葉からも、昔の人は自分たちの思考が現実を創っているということを知っていたのでは?と思えてくるのでした。

古代は今より高次元で、宇宙の真理や神と繋がっていて、現在は低次元体験の実験中で忘却の真っ最中という話もありますね。

私たちは実は知っているけど、知らないふりしてるだけなのかも。

物質を構成する最小の単位は素粒子でありスサノオ。物質世界(葦原中国)と高次元(高天原)の両方を行き来できる存在。高天原からスサノオが追放されたとされるのは、そのことを表しているのかも。

by cookiecount | 2021-06-10 15:22 | 歴史考察

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